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紅葉の旭岳Ⅱ

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姿見散策路をぐるっと廻って、ロープウェイ姿見駅に戻る手前に夫婦池が見えてきます。

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ここを下り、右手に曲がって行くと、裾合平の方に向かって道が続いています。

帰りのロープウェーが混雑する前に戻ってきたいので早く出発しようと言っていたのに、あちこち写真を撮っていたら、すでに7時半近くなっていました。

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今回のコースは多少のアップダウンはあるものの、天気さえ悪くなければ、まず道に迷う心配はありませんが、石がゴロゴロしていたり、ぬかるみがあったりするので、ちゃんと登山の格好をして行く必要はあるようです。

そして、熊注意! この先は「ヒグマの遊び場」とも言われている場所です。

それと、ロープウェー姿見駅の先にはトイレはありません。‥これが一番心配かも‥

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色々心配しても始まらないので、さあ出発しましょう!

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眼下にはダケカンバの黄色、ナナカマドの赤、針葉樹の緑が広がっています。

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まさに壮大な錦の絨毯です。初めて錦秋という言葉を理解した気がしました。

早朝、ドンピシャの晴天だったのに、だんだん青空から薄曇りになってきました。

雨になるような空ではないので心配はないのですが、青空の方が写真がキレイに撮れるのになぁと、ブツクサ言いながら歩き続けました。

いくつかの笹やハイマツのトンネルをゆっくり2時間ほど歩いて裾合平分岐に着きました。

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大勢の人が休んでいました。

上の画像は裾合平分岐から旭岳の方角を向いています。

裾合平分岐から中岳温泉の方に向かう道をしばらく行くと、チングルマの群生地があり、真っ赤な草紅葉が見事だったらしいのですが、今回行きそびれてしまい、非常に残念でした。

裾合平分岐で一休みした後、いよいよ「紅葉街道」と言われる道を当麻乗越に向かって出発です。

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ここから先は湿地帯です。

沼やワタスゲや草紅葉を楽しみながら歩きたいところなのですが‥

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木道の無い場所を歩くと、泥沼状態でグジュグジュぬかっていきます。

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そして、水の音が聞こえてきました。

山道を下ると、このコースの一番の難所「ピウケナイ沢」です。

橋は架かっていません。

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呆然とするカネゴン‥

どこか渡れる場所はないかとウロウロしましたが、見つかりません。

上手に石を飛び移って渡るしかないようです。

でも、滑ったり、石を踏み外して、川の中で転んだら大変な事になります。

あきらめてここで戻る人たちも結構いました。

おじちゃんも「ここで引き返そう」と言いだしました。

勇気ある撤退をすべきなのか‥

でも、あきらめきれないカネゴン‥この先に絶景があるはず‥

そこへ、登山靴を脱いで川の中をジャバジャバ渡り始めた人がいました。

そうだ、それで行こう!!

おじちゃんも、渋々賛成してくれました。

でも、そうして入った川の水は、冷たい、冷たいっ、冷た~いっ!!

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やっとの思いでピウケナイ沢を渡り、再び山道を登ると、やはり苦労して川を渡った人や途中の岩で立ち往生している人の姿が見えました。

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裾合平分岐から歩く事1時間ちょっと、10時半過ぎにようやく目的地の当麻乗越に到着しました。

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絶景です。苦労して来た甲斐がありました。

眼下に見えるのは沼ノ平と呼ばれる湿地です。

錦の紅葉に飾られて、左手に旭岳、右手にはたくさんの沼が点在しているのが見えました。

少しピークを過ぎて、ナナカマドの赤が少し茶色くなり始めていましたが、絵のような世界です。

惜しいのは空の色。青空だったら沼の色も真っ青になり、もっともっと美しかった事と思います。

ここで早昼を食べ、帰路についたのですが、帰りも川渡りをしなくてはなりません。

靴を脱ぐのが面倒になり、「後は帰るだけ。ええい、ままよっ!」と悪い癖が出て、無謀にもそのまま川にジャバジャバ入ったら、やっぱり靴の中に水が入り、すっかり足が濡れてしまいました。

幸い、体温ですぐ足は温まり、最後まで違和感なく歩けましたが、これが寒くて体力が無い時ならあっという間に凍傷です。

ちょっと気をつけなければいけないな、と反省しました。

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帰り道、青空が広がってきました。

行きと同じ道を歩くのですが、今度は旭岳に向かって歩き、景色が全く違って見えます。

山の雪も草紅葉も、とても綺麗でした。

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そして午後2時前、再び戻ってきた姿見散策路。

鏡のような夫婦池に映る旭岳は、それは、それは美しいものでした。

もっともっとゆっくりしていたかったのですが、やはりこの散策路付近は大勢の観光客で賑わい、ロープウェーも並び始めていたので、早々に下山しました。

ロープウェーを降りると、もう3時近いというのに、まだ駐車場待ちの車が並んでいました。

でもそれだけの価値がある、日本で最初の紅葉が見られる「旭岳」なのでした。

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